■ 抵抗線突破がカギ、突破なら9万ドル台も視野

オンチェーン分析企業CryptoQuantによると、現在の価格帯をしっかり上抜けできれば、次のターゲットは9万6,000ドル付近になる可能性があるとのこと。逆に、この抵抗帯で押し戻された場合、短期的には8万ドル前後のレンジ相場が続くと見られています。

■ 著名アナリストの見通し：13万ドル台も

暗号資産サービス企業アブラ（Abra）のCEO、ビル・バーハイト氏はさらに強気の見方を示しており、「6月末までに13万〜14万ドルに達する可能性がある」と発言。これは過去最高値（10万9,000ドル）を約30％上回る水準となります。

■ 現在の「強気度」は低下中？

ただし、CryptoQuantが独自に算出する「ブル・スコア・インデックス」によると、現在の相場は2022年11月以来、最も強気度が低い水準にあるとされています。この指標は10の強気シグナルを評価していますが、現在有効なのは「365日移動平均線を上回っている」ことのみ。

■ 今後の注目ポイント

今後のビットコイン市場で注目すべきは、やはり8万4,000ドルの壁を突破できるかどうか。これを超えれば、新たな上昇フェーズ入りの可能性も。

ただし、オンチェーン指標やマクロ経済の影響にも注意が必要で、市場参加者には慎重な対応が求められます。